京王線・明大前駅から徒歩圏内にある「もみじ屋」は、二郎系ラーメンの中でも熱狂的なファンを持つ名店です。特に「ラーメン富士丸」のDNAを受け継ぐその味わいは、一度食べると病みつきになると評判です。
この記事では、もみじ屋のラーメンの特徴から、初めて行く方が戸惑いがちな注文ルール、無料トッピングの頼み方まで詳しく解説します。ボリューム満点の一杯を最後まで美味しく楽しむためのポイントをまとめました。
これからお店に足を運ぼうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。住宅街にひっそりと佇むこのお店で、至福のラーメン体験を楽しみましょう。
もみじ屋のラーメンとは?富士丸のDNAを継承した唯一無二の魅力

もみじ屋は、数ある二郎インスパイア店の中でも、特に「富士丸系」と呼ばれるスタイルを色濃く反映しているお店です。都内でも屈指の人気を誇るその味には、独自のこだわりが詰まっています。
富士丸北浦和店の元店主が手掛ける独立店
もみじ屋の店主は、かつて埼玉県にあった「ラーメン富士丸 北浦和店」で店長を務めていた経歴の持ち主です。富士丸といえば、ラーメン二郎から派生し、独自の進化を遂げたことで知られる超人気店です。
2010年のオープン以来、その確かな技術と味を受け継ぎつつ、もみじ屋独自のブラッシュアップを重ねてきました。現在では明治大学の学生だけでなく、遠方からもラーメン好きが訪れる聖地のような場所となっています。
富士丸譲りのパワフルな一杯を、ここ明大前の閑静な住宅街で味わえるというのは、ファンにとって非常に大きな魅力です。店主の丁寧な仕事ぶりが、一杯の丼の中に凝縮されています。
二郎系の中でも際立つ「甘辛い醤油スープ」
もみじ屋のスープは、豚の旨味がしっかりと溶け出した濃厚な豚骨醤油ベースです。大きな特徴は、醤油のキレが立ちつつも、どことなく感じる「甘み」にあります。
一般的な二郎系がキリッとした塩気を強調するのに対し、もみじ屋は動物系のコクと甘辛いカエシ(タレ)のバランスが絶妙です。この甘みが、後述する別皿のアブラや生卵と最高にマッチします。
日によって乳化(脂とスープが混ざり合った状態)の度合いが微妙に変わることもありますが、そのどれもが高い完成度を誇ります。最後の一口まで飽きさせない、深みのあるスープは多くの人を虜にしています。
食べ応え抜群の「自家製平打ち極太麺」
麺は店内の製麺室で作られる、こだわりの自家製麺を使用しています。形状は平打ちの極太で、不規則なウェーブがかかっているのが特徴です。これにより、濃厚なスープをしっかりと持ち上げてくれます。
茹で加減はやや硬めで、ワシワシとした力強い食感が楽しめます。噛むほどに小麦の香りが口いっぱいに広がり、「麺を食べている!」という実感を強く得られる仕上がりです。
麺の量は普通盛りで約300gと、一般的なラーメン店の2倍以上のボリュームがあります。初めての方はその量に驚くかもしれませんが、麺そのものの旨味が強いため、意外にもスルスルと食べ進めることができます。
メニュー構成と気になる「麺の量」をチェック

もみじ屋のメニューは非常にシンプルですが、二郎系特有の「ボリューム感」には注意が必要です。自分の体調や空腹具合に合わせて、最適なサイズを選びましょう。
初心者にも嬉しいミニラーメンの存在
「二郎系に挑戦したいけれど、完食できるか不安」という方には、ミニラーメンがおすすめです。ミニとはいえ、麺の量は約200gあり、一般的なラーメン店の大盛り程度のボリュームがあります。
初めて訪れる方や、女性の方、あるいは小食な方は、まずこのミニサイズからスタートするのが安心です。もし麺をさらに減らしたい場合は、食券を渡す際に「麺少なめ」や「麺半分」と伝えることも可能です。
ミニサイズを選んでも、もみじ屋の醍醐味である豚(チャーシュー)や野菜のトッピングはしっかりと楽しめます。まずは無理のない範囲で、その美味しさをじっくりと味わってみてください。
ガッツリ食べたい人のためのブタラーメン
肉好きの方に支持されているのが、「ブタラーメン」です。もみじ屋の「ブタ」は、厚切りでホロホロと柔らかく、味がしっかりと染み込んでいるのが特徴です。
通常のラーメンでも大きなブタが2枚ほど入っていますが、ブタラーメンにするとさらにその量が増え、圧倒的な満足感を得られます。赤身の旨味と脂身の甘みを存分に堪能できる、肉の祭典のような一杯です。
ただし、肉が増える分、胃への負担も大きくなります。麺の量と合わせて考えるとかなりの重量級になるため、お腹を極限まで空かせてから挑戦することをおすすめします。
常連に人気の「汁なし」への変更方法
もみじ屋では、食券を渡す際に店員さんへ伝えることで、ラーメンを「汁なし」に変更することができます。スープがない分、麺の風味とタレの旨味がよりダイレクトに伝わります。
汁なしにすることで、フライドオニオンなどの具材が加わり、ジャンクな味わいがさらに加速します。また、生卵との相性が抜群に良く、すき焼きのように麺を絡めて食べるスタイルも人気です。
暑い季節や、いつもとは違う刺激が欲しい時にぴったりのカスタマイズです。常連客の間でもリピーターが多い、もみじ屋のもう一つの看板メニューと言えるでしょう。
【主要メニュー表】
| メニュー名 | 麺の量(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| ラーメン | 300g | 基本のボリューム満点サイズ |
| ミニラーメン | 200g | 初心者や小食な方向け |
| ブタラーメン | 300g | チャーシューが増量された肉厚な一杯 |
| 生たまご | ー | 味変に必須の人気サイドメニュー |
※価格は店舗にてご確認ください。2021年以降、汁なし変更も可能です。
もみじ屋ならではの「無料トッピング」とコールのコツ

二郎系ラーメンの醍醐味といえば、提供直前の「コール」です。もみじ屋でも独自のルールがありますが、覚えてしまえば難しいことはありません。
コールのタイミングと頼める種類
ラーメンが出来上がる直前、店員さんから「ニンニク入れますか?」と声をかけられます。これが無料トッピングを伝える「コール」の合図です。もみじ屋で調整できる項目は以下の通りです。
特に何も追加したくない場合は「そのまま」、ニンニクだけ入れたい場合は「ニンニクで」と答えます。複数を組み合わせる場合は「ヤサイアブラ」のように続けて伝えましょう。
マシマシ(通常の倍以上の増量)については、ニンニクのみ対応している場合が多いです。野菜や脂については「マシ」までの申告が一般的ですので、食べきれる範囲で注文しましょう。
別皿で提供される「絶品アブラ」の秘密
もみじ屋で絶対に外せないのが「アブラ」のトッピングです。多くの二郎系ではラーメンの上に直接脂がかかりますが、もみじ屋(富士丸系)では別皿で提供されます。
このアブラは、醤油ダレでしっかりと味付けされた「黒アブラ」です。ただの脂身ではなく、これ自体が非常に美味しい料理のような仕上がりになっています。野菜の上にかけてドレッシングのように楽しんだり、麺をつけてつけ麺風に食べたりと、使い道は多彩です。
脂特有のしつこさが少なく、旨味とコクだけがプラスされる感覚は、もみじ屋ならではの体験です。健康を気にする方も、ここに来た時だけはアブラマシを注文してみる価値があります。
クタクタ野菜がスープに絡む至福の瞬間
もみじ屋の野菜は、シャキシャキ感を残すスタイルではなく、しっかりと茹で上げられた「クタ系」です。このクタクタの野菜が、濃厚なスープをたっぷり吸い込んでくれるのです。
もやしとキャベツが甘辛い醤油スープに馴染み、麺と一緒に食べると最高のハーモニーを奏でます。野菜自体のボリュームはマシにしてもそれほど高くないため、普段より多めにコールしても完食しやすいのが特徴です。
別皿の味付きアブラをこのクタ野菜の上に乗せて食べると、まるで高級な野菜炒めを食べているような錯覚に陥ります。麺に辿り着く前の、この「野菜タイム」を愛するファンも少なくありません。
店舗へのアクセスと行列・並び方のルール

もみじ屋は、駅前の繁華街ではなく、少し入り組んだ住宅街の中にあります。初めての方は道に迷わないよう、事前にルートを確認しておきましょう。
明大前駅から店舗までの分かりやすいルート
最寄り駅は京王線・京王井の頭線の「明大前駅」です。中央口改札を出たら、まずは明治大学和泉キャンパス方面へ向かってください。キャンパスの正門前を通り過ぎ、甲州街道沿いを進みます。
途中で細い路地に入り、さらに住宅街の中を進んでいくと、突如として「ラーメン」の文字が見えてきます。一見すると普通の民家のような落ち着いた外観ですが、看板や行列が目印になります。
駅から徒歩で約5分から7分ほどですが、道が細いため、地図アプリを活用しながら歩くのが確実です。静かな場所にあるため、お店が見えるまでは少し不安になるかもしれませんが、その隠れ家的な雰囲気も魅力の一つです。
住宅街ならではの並び方の注意点
お店が住宅街にあるため、並び方には厳格なルールがあります。近隣の方への配慮として、私語を慎み、通行人の邪魔にならないように壁に沿って並ぶことが求められます。
基本的には、まず店内の券売機で食券を購入してから列に並ぶシステムです。行列ができている場合は、最後尾を確認して接続しましょう。店員さんが案内してくれることもあるので、指示に従えば安心です。
代表者一人が並んで後から仲間が加わる「代表待ち」は厳禁です。必ず全員が揃ってから並ぶようにしてください。ルールを守ることで、美味しいラーメンを継続して提供できる環境が維持されます。
狙い目の時間帯と営業時間の確認方法
もみじ屋は、特にランチタイムや明治大学の講義が終わる時間帯に大きな行列ができます。待ち時間を少しでも短くしたいなら、開店直後や、お昼のピークを過ぎた午後2時前後が狙い目です。
営業時間は昼と夜の二部制ですが、定休日が土日祝日となっているため注意が必要です(※時期により変更の可能性あり)。平日のみの営業ということもあり、平日の夜などは仕事帰りの方で賑わいます。
急な臨時休業や材料切れによる早仕舞いなどは、公式のSNS(主にX/旧Twitter)で発信されています。お店に向かう前に必ず最新情報をチェックして、無駄足にならないよう準備しておきましょう。
もみじ屋の基本情報(目安)
・住所:東京都杉並区和泉2-9-21
・アクセス:明大前駅より徒歩約5分
・定休日:土曜日、日曜日、祝日(公式情報を要確認)
初めてでも安心!もみじ屋をもっと楽しむためのポイント

ただ食べるだけでも美味しいもみじ屋ですが、少しの工夫でもっと楽しく、自分好みの味わいに変えることができます。ここではおすすめの食べ方をいくつか紹介します。
生卵を注文して「すき焼き風」に味変
もみじ屋のラーメンに欠かせないサイドメニューが、生卵です。券売機で生卵を購入すると、小さな器に入って提供されます。これを軽く溶いて準備しておきましょう。
濃厚で甘辛いスープが染みた極太麺を、この生卵にくぐらせて食べる「すき焼き風食い」は、富士丸系における定番の楽しみ方です。卵のマイルドさがスープの塩気を和らげ、麺の甘みをより一層引き立ててくれます。
また、別皿の味付きアブラを生卵の器に投入し、そこへ麺を絡めるという禁断の食べ方も存在します。あまりの背徳感と美味しさに、次からも生卵なしでは物足りなくなってしまうかもしれません。
卓上調味料を活用した自分好みのカスタマイズ
カウンター席には、一味唐辛子や醤油ダレ(カエシ)などの調味料が置かれています。これらを活用することで、一杯の中で味のグラデーションを楽しむことが可能です。
中盤以降、少し脂っぽさを感じてきたら、一味唐辛子をパラリと振りかけてみてください。ピリッとした刺激が加わることで味が引き締まり、食欲が再燃します。辛いのが好きな方は多めにかけるのも良いでしょう。
また、野菜に味が足りないと感じた時は、卓上の醤油ダレを少し垂らすのがおすすめです。自分にとっての「黄金比」を見つけるのも、二郎系ラーメンを楽しむ上での大きな喜びとなります。
自宅でも味わえる「宅麺」でのお取り寄せ
「明大前まで行くのが難しい」「行列に並ぶ時間がない」という方には、有名店の味をそのまま自宅に届けてくれる通販サイト「宅麺.com」の利用がおすすめです。もみじ屋は、宅麺でも常に上位にランクインする人気商品です。
お店で提供されているスープをそのまま冷凍しているため、再現度は極めて高いです。自宅であれば、自分でもやしを好きなだけ茹でて追加したり、好きな飲み物と一緒にゆっくり食べたりと、自由な楽しみ方ができます。
お取り寄せ版でも、名物の「味付き背脂」が別袋で付いてくるのが嬉しいポイントです。まずは家でじっくりと味を確かめてから、実店舗のライブ感を味わいに行くというのも良い選択肢でしょう。
もみじ屋のラーメンで最高の二郎系体験をまとめ
もみじ屋のラーメンは、富士丸の伝統を受け継いだ甘辛いスープ、ワシワシとした自家製極太麺、そしてトロけるような味付きアブラが織りなす至極の一杯です。明大前という立地もあり、常に活気にあふれていますが、店員さんの接客は丁寧で、初心者の方でも安心して訪れることができます。
初めての方は、まず「ミニラーメン」から挑戦し、無料トッピングでは「アブラ」を別皿で楽しむのがおすすめです。麺をすする喜び、野菜を頬張る満足感、そしてブタの旨味を、思う存分堪能してください。
住宅街でのルールを守りながら、行列の先にある「幸せの丼」を目指しましょう。一度その扉を開ければ、あなたももみじ屋が作り出す唯一無二の味の虜になるはずです。お腹をしっかり空かせて、最高の一杯に出会いに行ってください。



